怨霊信仰。。。言葉は怖いですよね。
今回はこの怨霊信仰に関してお話しさせて頂きます。
怨霊信仰とは、私の解釈でご説明しますと、
怨霊になる=この世になにがしかの未練や執着があるために、怨霊となる。
怨霊ですので、霊魂になってから、現世に災いを起こします。
人々は、現世に災いを起こすのを辞めてもらいたい。
そのためには、怨霊がなぜ怨霊になったのかを理解し、怨霊のままでは災いが続くため、怨霊としてではなく、神として奉ることにより、怨霊が抱えていた怒りや恨み、未練、執着などをおさめてもらい、結果として世に平安が訪れると信じることです。
呪いの念によって人々を死に追いやるほどのパワーがあるので、そのパワーを平和に向けてもらうってことでしょうかね。
有名な怨霊は以下の方々です。
日本三大怨霊
・平将門
当時の天皇に反旗を翻し、獄門。
・菅原道真
無実の罪で左遷の後死亡。
天満宮ってなに?| やしろぐ (yashilog.fun)
・崇徳天皇(すうとくてんのう)
後白河天皇との喧嘩に負けて讃岐に配流れして死亡。
この怨霊信仰が基になり、怨霊から御霊に変換して、平安期に現れた信仰です。
既に亡くなった方々が現在の生活に影響を及ぼしているという信仰です。
怨霊信仰は怨霊に限定されるのに対して、こちらは「亡くなった方」すべてが対象となりますので、怨霊信仰も祖霊信仰の一部との考え方も出来るかもしれませんね。
怨霊信仰と考え方は同じになります。
いわゆる疫病神を祀る事により、災いをなくし、平安をもたらすとの信仰です。
御霊信仰を基として、疫神信仰を融合した信仰になります。
牛頭天王が主祭神となります。
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いかがでしたでしょうか?
感謝利他、因果応報。
人に迷惑をかけず、人を陥れず、人に感謝して生きることが出来たら、それほど素晴らしいことはないですよね!
意識していないと中々難しいことですが、何かのきっかけになれば嬉しく思います。