今回は台東区にある【三島神社】(みしまじんじゃ)です。
正面は住吉造のようで、後方は神明造のようになっている変わった造りの神社ですよね!
手前の厚みのある屋根と、ピッと尖った外削ぎの千木がかっこいいですよね!
御祭神は大山祇命。
弘安四年元寇の役で勇将河野通有は、氏神三島大明神に祈願し勝利を治めたとの事。その後神のお告げにより、大山祇大明神を武蔵国豊島郡に勧請し、分霊を金杉村のこの三島神社に遷座したそうです。
神社の宮司は代々河野通有の子孫である河野氏が奉仕しているそうで、今の宮司様は女性の方です。珍しいですよね!筆者が訪れた際もとても優しく色々と教えてくださいました!
御朱印に雷井戸ゆかりと判がおされていますが、雷井戸の伝説があるそうです。昔、武蔵野の原野は雷が多く、里人たちはいつも怖い思いを強いられていました。そんなある日、三島神社の境内に雷が落ちたときのことです。神主が雷を井戸の中に封じ込めたところ、雷が「井戸から出してくれ」と頼んだそうです。神主は「二度とこの地に落ちない」ことを約束させ、雷を許してあげたという伝説が残っているとの事。以来、この地には雷が落ちないといわれており、井戸は雷除けの井戸として信仰されているそうです。
この雷井戸伝説に由来した授与品である「不落(落ちない)守」「不落(落ちない)木札」「雷絵馬」があります。
試験に落ちない、業績が落ちない、山から落ちない等、落ちない事へのお守りとしてご購入してみてはいかがでしょうか?