干支に猫がいないのは?

2020.10.23

みーがる

小話

こんにちわ。

動物大好き、ねこ大好きの、みーがるです。

年賀状をつくる季節にかかせない、干支!
我が家の猫を年賀状にのせたく
猫年がくるのを、今か今かと待っていましたが、
ある日気が付きました。

猫年はない!笑

もちろん、皆様知っていらっしゃいましたよね・・・

なぜ、ないか。(こんなに可愛いのに)
そこまでは、知っていらっしゃる方も少ないのでは?

という事で、今回はこれ。

干支に猫がいない理由を求めて・・

そもそも干支とは?

起源

「干支」は、紀元前1600年頃 ~ 紀元前1046年の「殷」の時代につくられたとされているそうです。
実際には、かなり古いので定かではないそうですが・・・

干支とは、
・「干」・・・十干
・「支」・・・十二支
の二つの言葉が合わさった言葉です。

「十二支」(じゅうにし) は、聞いたことはありますよね。
(ねー・うし・とら・うー・たつ・~~~~のものです!)
皆様の知っている、こちらからご説明。
十二支は、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
から成り立つ、
「12年で天を一周する木星の軌道上の位置を示すもの」
でして、“年”を数える為のもの。

もう一つの、「十干」(じっかん)は、
「太陽の巡りを数えるためのもの」で、“日”を数えるものでした。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸から成り立っています。

その二つが組み合わさり、干支という言葉ができたそうです。
・・・

干支 とは、
年 日 月 などを表し、
現在のカレンダーの役割をするものだったのです。

なぜ干支が動物なの?

干支が作られた時代の中国では、
民衆は文字を読み書きできる人が多くなかった為、
干支を覚えやすいように、馴染みのある動物達に置き換えたそうです。

本来の読み方と、動物はこちら。
子(し)・・・・鼠(ね)
丑(ちゅう)・・牛(うし)
寅(いん)・・・虎(とら)
卯(ぼう)・・・兎(う)
辰(しん)・・・竜(たつ)
巳(し)・・・・蛇(み)
午(ご)・・・・馬(うま)
未(び)・・・・羊(ひつじ)
申(しん)・・・猿(さる)
酉(ゆう)・・・鶏(とり)
戌(じゅつ)・・犬(いぬ)
亥(がい)・・・猪(い)

丑(ちゅう)はネズミがいいじゃん!!と思った方。(私です)
起源は中国と言われているので、少し違うんですね。

猫が干支に当てはまらなかったのは?

一番気になる部分。
諸説あるようです。

説1.鼠にウソをつかれた為

こちらは、私も小さい頃聞いたことがあるお話です。

神様より、
「元旦の日に1番早く山の頂上にたどり着き、
 挨拶をした者から、12番目までの動物を1年ずつ守り神にする」
と、おふれがあり、
動物たちは、自分がいちばん!と動き出しました。
寝ていて御触れを聞き逃した猫は、鼠に「いつだった?」と確認しましたが、鼠は1日遅いウソの日を伝えた為
猫が着いたころには、12番目までの動物は決まった後だった。とのこと。

怒った猫は、それから鼠を恨み追いかけまわすようになり
今でも、猫とネズミは仲が悪い・・というイメージがあるとも言われています。

トムとジェリーのイメージですね。
我が家の猫もねずみのおもちゃが大好きです。

説2.干支が作られた時代に猫がいなかった

干支が作られた時代に、中国には猫がいなかった という説もあります。

現在では、中国でも空前の猫ブームが到来しているそうですが、
昔は、猫と人間は共存はしていなかったのでしょうか。

調べてみたところ、

“陝西省泉護村での発掘調査によって、少なくとも5300年前には中国でイエネコが飼われていたという報告がされた”
との情報がありました。
「殷」の時代は、紀元前1600年頃 – 紀元前1046年 ですので、
約3600年~3000年前という事ですよね。
ということは、
猫がいなかったから という説は薄いのかもしれません。

説その他

・神様のおつかいを頼まれていた鼠を、猫が食べてしまったので、
 神様が怒って猫を十二支に入れなかった説

・トラ=ネコ科なので、猫はもう入っている説

などなど。
古い歴史の中で、様々な言い伝えができているようですね。

個人的には、説1の、先着順説が有力なのかと思っています!

豆知識

海外では、猫が干支に入っているところがあるそうです!

・タイ
・ベトナム
・ベラルーシ

など、中国より先に猫が伝わっていたといわれている国だそうです。
・・・・ということは、説2も有力なのかもしれないですね。

(日本や中国以外にも干支があるんですね!)

我が家の猫2です。(見てほしい)笑

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