今宮戎神社(十日戎編)

2020.10.13

みーがる

小話

前回、今宮戎についてお話しました続編です。


今回は、十日戎についてのご紹介。


十日戎とは?


毎年1月9日~11日に行われる初えびすのお祭のことです。
9日が「宵戎(よいえびす)」
10日が「十日戎(とおかえびす)」
11日が「残り福(のこりふく)」
豊臣の時代より、関西を中心に、恵比寿神(えびすのかみ)を祀る神社にて、商売繁盛を願う参詣者で賑わいをみせるようになりました。
特に有名な今宮戎神社や、西宮神社(兵庫県)では、
3日間で約100万人の参詣者で賑わいます。

今宮戎神社では、約1kmにわたって、屋台も出ています。
上から見た図。真ん中上が今宮戎神社です。


なぜ笹が配られるの?

配られる笹は「福笹」といいます。

笹は、群がって生える笹ではなく、「笹孟宗竹の枝」です。
竹は、古来から神霊が宿るとさえ信じており、
生命力と神秘性の象徴ともいわれているそうです。
その縁起にあやかり、一年の無事を祈り、配られるようになったそうです。

冬でも青々とした葉をつけているところに、
“「いのち」が甦り、生成発展している姿を象徴している”とも言われてます。

十日戎の子宝(吉兆)



十日戎を象徴する、神社から授与される小宝(吉兆)についてです。
参拝者は子宝を笹につけて帰ります。
もちろん笹だけでも大丈夫ですが、縁起のよいものなので是非つけてください。

まず、子宝(吉兆)とは、
銭叺・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・臼・小槌・米俵・鯛等の縁起物を束ねたもので、「野の幸」・「山の幸」・「海の幸」を象徴したものです。

せっかくなので、十日戎で授与される子宝の意味をご紹介。
(過去に私は見た目だけで選んでいましたが、意味がわかると尚良いですね!)

【吉兆】上記記述の縁起物が一つに集まっている縁起物!
    とにかく一番のご利益がある と言われています

【銭叺(ぜにかます)】穀類・塩・石炭・肥料を運ぶための藁工芸品
          「商売繁盛の元が集める」

【銭袋】かますのお金版「お金が貯まる袋」

【熊手】掃除の時に葉っぱなどを掻き集めることから「福や運を掻き集める」

【末広】扇子を意味します。末に広がるということで、「めでたい」
    めでたいことが沢山ありますように。

【小判】ご存じの通り、昔の通貨「お金が集まる・売買がうまくいく」
    大判などもあります。

【丁銀】小判と同じで「お金が集まる・売買がうまくいく」

【烏帽子(えぼし)】えびすさんの帽子。
          位の高い人がつけるものだったそうで、「出世運」

【臼】女性を意味するそうです。「女性の運気をあげる」でしょうか

【小槌(こずち)】振るとお金がでてくるあの小槌「願い事が叶う」

【米俵】「豊作を願う」→商売繁盛

【鯛】こちらも「めでたい」
   めでたいことが沢山ありますように


また、9つには入っていませんが、
【箕(み)】穀物をすくってふるう道具です。「集めた福や運をすくい取る」
      熊手とセットですね

【ひょうたん】千成ひょうたんは「お金が増える」
       6つのひょうたんは「災難除け・無病息災・延命」

【かえる】お金が帰る(戻ってくる)・無事に帰る(帰ってくる)・若返る

【しめ縄】【鳥居】 厄除け・魔除け


他にも縁起物があれば、ぜひ教えてください!

江戸期に作られた歌謡にも、子宝を笹につけて帰る様子が謳われているそうで
古くからの行事なんですね。



特徴的な参拝方法

前回少しだけご紹介しましたが、
えびすさんの神社には、少し変わった参拝方法があります。

“えびす様は耳が遠い”と言われているので、
正面の社殿で参拝した後は、社殿の裏へ回り壁板をたたき
もう一度お願いを念押し
をします

しっかり、お願いしたことに気付いてもらってください!


以上、参拝方法・子宝の意味を知って、
より充実した十日戎を楽しんでください!

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