なにわ伝統野菜

2020.10.27

みーがる

小話

難波八坂神社に参拝に行った際、
なにわ伝統野菜の、難波葱の発祥の地 という事を知り、
「なにわ伝統野菜」を調べてみました。

お野菜好き必見。

なにわ伝統野菜とは?

100年以上前から大阪市内で栽培され、
大阪の農業と食文化を支えてきた歴史と伝統をもつ野菜
平成17年2月から
大阪市なにわの伝統野菜」として認証しており、現在は9品目認証しています。
とのこと。大阪市ホームページより引用。
(写真も一部お借りしています)

種類

天王寺蕪(てんのうじかぶら)

発祥:大阪市天王寺付近
特徴:根身は純白扁平で甘味が強く、肉質が緻密


地面から浮き上がったように成長することから「浮き蕪」とも呼ばれる。
ですが、土から出ている部分が多いので、天候により倒れやすかったり、虫や鳥が出ている部分を食べに来たり・・・と栽培が難しいそうです。

糖度がふつうの蕪の1.5倍以上とも言われています。
蕪って、なめらかで甘くって、生でも煮ても漬物でも美味しいですよね。

天王寺蕪は、食べたことがあるのですが、
生で、そのままで、十分美味しかったです!
甘味が強い という意味が本当によくわかりました。
滑らかな梨・・のような・・(個人の感想です)

田辺大根(たなべだいこん)

発祥:大阪市東住吉区の田辺地区
特徴:長さ20cm、太さ9cmほどの小さめ大根。先膨れが特徴。
   緻密な肉質で柔かく甘味に富む。


青首大根が多く出回るようになった為、
平成の始めには絶滅の危機だったそうです。
今でも、作っている農家さんがあまり多くない為、流通が少ないそう。

ちなみに、青首大根が多く出回るようになった理由は、
「形の安定性」と「丈夫さ」「くせのなさ」だそうです。(諸説あります)
段ボール箱につめて出荷される為、まっすぐで均一な太さの大根が流通のコストがかからず、見た目も良いので売れるから だとか。
確かに、スーパーでは、まっすぐで太い大根を選んでしまいますよね・・・ 

話が逸れました!戻して戻して・・・

田辺大根は、辛味大根に似た見た目ですが、
加熱すると甘味が更に増すそうで、地元では煮物にされることが多いよう。
ふろふき大根も美味しそうですね!!!!

金時人参(きんときにんじん)

発祥:大阪市浪速区付近
特徴:根身は長さ約30cm程で色は深紅色。
肉質は柔軟で甘味と香気が強い。

昔は「大阪人参」や「木津人参」と呼ばれていたそうです。
金時人参自体は、お正月にもよく見かけますよね。
・・・と書いたところで、
【関西では】という前置きが必要みたいです。
関西出身の私としては、お正月=金時人参 なのですが、
その他の地域では、違うのでしょうか。

普通の人参との違いとしては、
”甘味”と”香り” と”崩れにくさ” です。
食べた感想としては、味が濃い というところでしょうか。
しっかり煮込んでも崩れにくいので、型抜きをするお正月の煮しめにはぴったりですよね!

食のこととなると、書きすぎてしまうので今日のところはここまで、
のこりの6品目はこちら

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