徳島県三好市にある国指定重要有形民俗文化財「祖谷のかずら橋」に行った時のお話。
野生のシラクチカズラという植物で編んで作られた橋なんです。
長さ45m、幅2mの橋で、橋自体の重さは約6トンもあるんですって。
植物の力のみで、6トンの橋を支えてる・・・
自然の力ってすごいですよね。
(現在はワイヤーも入って安全性も確保されています)
そして、何より、高さがすごい。
下には川があるのですが、その水面から14mの高さにあるんです!
高い!!
昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設とされていたそうです。
大きな川なので、渡るのは一苦労だったんでしょうね。
この時代でも木で作られた橋はあったそうですが、
かずら橋が、シラクチカズラで作られた理由は、
平家の落人が追っ手から逃れるため
いつでも切り落とせるよう・・と言われているそうです。
なんとも儚いお話ですよね・・・
ごめんなさい。
高所恐怖症の私には、写真を撮る余裕がほぼありませんでした・・・
とにかく高いんです!
そして、床面は太や割木を編んだだけの「さな木」といわれるものでできていまして、隙間が・・・!!
スケスケなんです。
シラクチカズラで作られているので、もちろんギシギシ揺れます!
後ろの人、渡ってこないで!!!と必死にしがみついてなんとか渡りきりました。笑
かずら橋の近くから河原へと降りる道があるので、
渡れない人も、情緒あふれるこの橋を見に行く価値はあります。
夕方~夜にかけて、かずら橋がライトアップされるそう(渡橋はできません)。
闇夜の中に照らされたかずら橋はより一層素敵に見えるのでしょう!
今回は行くことができなかったのですが、
近隣にも魅力が詰まった場所があります!
・琵琶の滝
(平家の落人が昔を偲んで、滝のそばで琵琶を奏でたと言われる 滝)
・奥祖谷二重かずら橋(車で約30キロ)
男橋と女橋という2本の橋があります。
こちらは、祖谷のかずら橋よりは少し小さいですが、シラクチカズラで作られた橋です。
4月~7月20日 : 7時~18時30分
7月21日~8月 : 6時30分~19時
9月 : 7時~18時30分
10月~11月 : 7時~17時30分
12月~2月12日 : 8時~17時
2月13日~3月 : 8時~18時
徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
<車>井川池田ICから車で約1時間
<バス>四国交通バス かずら橋バス停、かずら橋夢舞台バス停下車より徒歩5分