招き猫

2020.10.24

みーがる

ご利益

縁起物の招き猫のお話。

招き猫とは


片方の前足を挙げて、手招きしているように見える猫の形をした置き物で
商売のお店の店頭や、お家の玄関に置かれる縁起物とされています。

ご利益
右手を挙げているもの、左手を挙げているもの
両方あるのを知っていますでしょうか。

右手・・・金を招く
左手・・・お客様を招く

開運招福
千客万来
商売繁盛
こんなご利益があると言われています。

なぜ猫なの?

猫は、ネズミ除けの救世主です。
昔は倉などにネズミが入ると、
穀物などの大切な食料が食い荒らされてしまったり
絹をつくるカイコを食べてしまったり・・・と
人間にとって一大事だった所を猫に助けられたから
ということですね。

そこから、猫は福を呼ぶ動物とされました。
ですが、江戸時代には猫の数がすくなく、
猫を家で飼うことは難しかったようで「招き猫」という置物になったんですね。

発祥


実は、お寺や神社に猫との由縁があるようです。

『招き猫発祥』とされるお寺や神社があり、
今回はその中のひとつをご紹介いたします。

大渓山豪徳寺(東京都)


東京都世田谷区にある、大渓山豪徳寺。

小田急線の「豪徳寺駅」はこのお寺からとられているそうです。


招き猫の発祥の地とされる御由緒

江戸時代、井伊直孝という武将がこの地へ来たとき、
片手をあげた猫により門内に招き入れられ、
雨風をしのぎ和尚様のお話をを聞くことができたことに、とても喜び
後に井伊家御菩提所にした とのこと。

猫に招かれ、命を助けられた上にとても良いところを見つけたんですね!

豪徳寺の招き猫

豪徳寺では、「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、
招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)を祀る「招猫殿」があります。
招猫殿の横には、願が成就したお礼に、人々は数多くの招福猫児が奉納するそうです。

ちなみに、招福猫児は
小判などを抱えていない白い招き猫で全て右手をあげているそう。

左手がいないのかを探したのですが、見つかりませんでした。
首輪は小判ではなく、鈴のようですね!

こんなにたくさんの招き猫はおうちにはおけませんが、
猫を飼っていない方はもちろん
猫を飼っている方は更に!「福を呼ぶ猫」と共にし
ご利益をあずかりたいですね。

((アクセス))

〒154-0021 
東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩5分
小田急線「豪徳寺駅」から徒歩10分




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