成人式

2020.10.15

みーがる

小話

もうすぐ成人式の季節ですね!(早い?)

二十歳になったら出席する成人式。
節目節目の想い出の大きな行事ですよね。
成人式といえば、女子なら振袖!男子なら袴!

成人式でなんで着物を着るの?
そもそも成人式って何のためにするの?
という方も多いかと思います。

ということで、今回は成人式について。
神社との関わりについてもご紹介いたします。

成人式の歴史

成人式は、
奈良時代から、数え歳で12~16歳の男子の「元服」という儀式がルーツといわれています。
髪型や服装を大人のものへと改め、
幼名から新しい名に切り替えたり、冠をつけたりする儀式です。
女子は「裳着」。こちらも髪型や服装を大人のものへと改める儀式。
数え歳で12~16歳で、結婚にかかわるタイミングで行われたようです。

現代のように、20歳で成人式が行われるようになったのは、
第二次世界大戦後に埼玉県で行われた「青年祭」がルーツと言われています。
青年祭とは、敗戦後、未来を担う若者に希望を持ってもらうために、
青年団長により企画され行われたものだそう。
のちに全国に広まり現代の成人式となりました。

1949年の1月15日が「成人の日」と制定されています。
現在は「ハッピーマンデー法」により、
成人式は「1月の第2月曜日」に変わっています。

振袖を着る理由

成人式で振袖を着る理由は何でしょうか。

答えは、「振袖は未婚女性の第一の礼装だから」です。

振袖と着物の大きな違いは、「袖の長さ」。振袖の方が長いです。
元は袖の短い着物だったそうですが、時代と共に長くなっていったそう。

昔の女性は「袖を振ること」で感情を表していたそうなので
「袖が長い」方が美しく・尚且つ伝わりやすかったのではないでしょうか。

日常では袖が長いと生活に支障をきたすので、
普段の生活で振袖を着ることはなくなり、
特別なときの「晴れ着」として振袖が着られるようになり
未婚女性の第一の礼装となりました。

ちなみに袖の振り方での感情表現はこんな感じ。
成人式に参加する皆様、ぜひこんな表現を試してみてください!

袖を振る・・愛を伝える
袖にすがる・・哀れみ
袂を振る・・告白をされて「好き」と返す
袂を前後に振る・・「嫌い」と返す

昔は、言葉での愛情表現「はしたない」と言われていたそうです。
男性としては、少し寂しいですよね。

成人式と神社


成人式と神社の繋がりはあるのでしょうか?

成人奉告祭としてご祈祷もしていただける神社も多いです。

生まれてから20年が経ち、
関わってきた多くの人々に成長した自らの姿をと
大人の仲間入りができたことをお披露目する儀式ですので
ぜひ、神様にもお披露目してください!

そして、これから大人になる自分に向けて
頑張ること・なりたい自分 など誓いを立てて神様に報告しましょう!

成人式のびっくり開催場所

千葉県浦安市では、「東京ディズニーランド」で成人式を行っているそう。
出席率80%近くあるそうです。
貸切なのでしょうか・・
何が何でも行きたいですね!

東京都練馬区では、遊園地のとしまえん
40年以上前からだそうで、晴れ着のままアトラクションも乗れるんですって!

大阪阿倍野区では、
あべのハルカス(日本一高いビル)で開催されるそう。
地上300mの場所です!
地下1階~60階の、全1637段階段を登るイベントが開催。
登り切った人はきっと、どんな苦境も乗り越えるでしょう!

成人式も意味を知って参加をすると
一生の想い出がより深くなると思います!

20歳の頃知っていたかったな・・と、しみじみ。

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