新しい年に初めて神社やお寺へお参りすることを「初詣(はつもうで)」といいます。
実は神社とお寺では参拝の作法が異なることをご存知でしょうか。
今回は神社で参拝する際の作法や、初詣はいつまでに行くべきかなどの基本的あことをご紹介いたします。
初詣は元旦から1月15日までの「松の内」の間に行くことが一般的とされています。
昔からのいわれでは元旦から1月3日までの「三が日」に行くと良いとされていますが、近年では混雑を避けるために1月中を目処に行くことも多いようです。
「松の内」はお正月に門松を立てておく期間のことで、地域によって異なります。
関東などでは7日まで、京都や滋賀では15日までなど、住んでいる地域によって確認しておくと良いでしょう。
初詣で神社へ行く際は、鳥居をくぐる前に軽く一礼(角度は15度ほど)します。
鳥居をくぐるときは中央を避けましょう。
続いて手水所で心身を清めます。
「左手」→「右手」→「口」→「柄杓の柄」の順で清めていきます。
心身を清めたら拝殿へ向かいます。
神前では、まずお賽銭を納めてから鈴を鳴らしましょう。
神社では「二礼・二拍手・一礼」です。
最初に二礼(角度は90度)し、手を合わせます。
合わせた右手を少し前に引いてから二度拍手を打ち、手前に引いた右手をもとに戻してから目を閉じてお参りをします。
最後は深く一礼をして、終了です。
一方、お寺で参拝する際は、神社と同じように心身を清めたあとにお堂へ向かいます。
お堂の前では、まずお賽銭を納めてから鈴を鳴らします。
続いて一礼し、柏手をせずに静かに合掌します。
最後に深く一礼をして、終了です。
今回は初詣に行く前に知っておきたい基本的な知識をご紹介しました。
お参りの際は正しいお作法で、1年の幸福をお願いしにいきましょう!