お祓いという言葉はよく耳にすることはあるかもしれませんが、どういった意味を持つのか、お祓いをしてもらう方法を知らない方は多いのではないでしょうか。
そもそもお祓いとは、神様に祈り捧げることで、不浄な身体から穢(けが)れを取り除く儀式であり、神社で行われるものです。この穢れは、病気や怪我のようなよくないことを指します。お祓いを受けることにより、苦しみや邪気、病気などの不浄の状態から穢れを取り除くことができる、と考えられています。
日本では、神社がお寺に比べて昔からあるため、神社で行われる「厄祓い」と呼ばれるお祓いが一般的に根付いています。一方で、お寺では「厄除け」と呼ばれる、祈祷をしてもらうことで災いや苦しみから身を守る儀式が存在します。
神社で行割れる「厄祓い」とお寺で行われる「厄除け」の二つは儀式の内容は異なりますが、意味合いは同じものです。お祓いをお願いしたい、と思った時はどちらを選んでも問題ありません。相談しやすい場所や、内容が自分に合うことなど、双方を比較してお祓いの方法を決めるという手段もあります。
神社でのお祓いは、申込を行い初穂料(はつほりょう)と呼ぶお金を神様にお供えします。初穂料はお祓いの申込書と同時に渡すことが一般的です。のし袋に入れて渡すことが一般的となっております。
初穂料の相場は5,000~10,000円です。金額が決まっていることもあれば、「お気持ちで」と言われる神社もございます。その場合は、上記の相場でかつ縁起がよくないとされる4・9といった数字を避けて金額を決めることがよいでしょう。
神社では、神職である神主が儀式を行います。神様に失礼のない服装で参加しましょう。平装でもよいとされている神社もありますが、一般的には男性の場合はスーツとネクタイがおすすめです。女性の場合も、男性と同様に落ち着いた色のスーツ、またはワンピースが良いでしょう。派手なものや露出が強いものは神事の儀式としては相応しくありません。靴屋アクセサリーであっても派手なものは控えるようにしましょう。