まずは、猪名川町って読めますか??
兵庫県や大阪北部の方ならご存知かもしれませんが、正解は「いながわちょう」です。
猪名川は、兵庫県と大阪府の境付近を流れる淀川水系の支流で一級河川です。
今回ご紹介する神社の近くは、大変水が綺麗で透明度が高く、橋の上からでも川底を見ることが出来ます。
ちなみに、猪名川の生の由来ですが、住吉大社神代記の説話によるとこの地に古くから住んでいた「山直阿我奈加」(やまのあたいあがなか)という人物の名である「阿我奈加」(あがなが)がなまって「あがなが→いながわ」になったとのこと。
良くある多少強引シリーズですね。。
ちなみに、ゆるキャラは「いなぼう」です。
兵庫県民の方であれば、ご存知の方も多いかもしれませんね。
さて、本題ですが、本日ご紹介させて頂きます神社は、兵庫県川辺郡猪名川町にある「太刀脇神社」です。
猪名川町役場から歩いて15分程度のところに鎮座されています。
猪名川町役場から歩くと、のどかな田園風景を歩き、大変透明度の高い「猪名川」を渡った先の左奥にあります。
標識や案内板等は一切ありませんし、最後は民家の間を抜けて行きますので、くれぐれも迷子や近隣住民の方にはご迷惑にはならないようにご配慮下さいね。
ちなみに、広大な田園風景が広がりますが、駐車場はありませんし、路駐できるような場所もありませんので、車でご訪問される方は、お気を付けください。
近くには、安楽寺というお寺もあり、神仏習合の影響を伺わせます。
お寺??と思う神社ってありませんか? | やしろぐ (yashilog.fun)
主祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
宮司様は常駐しておらず、宝塚市の川面神社が兼務されているようです。
鳥居
鳥居は大変綺麗にされています。
比較的新しく作られたように感じました。
奥行った場所にあり、周りには竹林。
*竹林側は個人所有の土地ですので、勝手に入らないで下さい。
まさに神秘的なプロローグです。
兵庫県神社庁の表記ですと大刀脇神社と表記されていますが、鳥居では「太」が用いられています。
これは、本来は「太」が時代の変遷で「大」になったのかも知れませんね。
詳しくは、以下の記事をご参照くださいね。
北方皇太神宮 | やしろぐ (yashilog.fun)
そして、鳥居をくぐると結構な段数の階段が待ち構えています。
このような場所にあるにも関わらず、
比較的綺麗な整った階段で登り易かったです。
ただし、そこそこの体力は必要です。。
この神社は、良い意味で裏切られます。
まず、鳥居が大変綺麗な点。
そして、本殿も、その周辺もこのような場所にあるにも関わらず、朽ちて放置されているような状況も一切なく、
大変綺麗な状態です。
これも、氏子の方々の尽力によるものでしょうか。
地元の方々にも敬われていることが良く分かります。
本殿も大変綺麗です!
摂社末社も完備です!
太刀脇神社は、所在地的にはかなり遠くにあり、利便性の低い場所にはありますが、大変綺麗に保たれている上に、森の中にありますので、リフレッシュ効果は抜群の神社です!
町民以外では、なかなか近くに用がある方はいないとは思いますが、神社好きの方は、ぜひ、参拝を目的に訪れて欲しい神社です。
ちなみに、猪名川町の特産品は牡丹肉です!
いわゆる猪のお肉です!
ですのでゆるキャラは「いなぼう」なんですね!
猪肉の購入のついでに寄ってみても良いかもしれませんね!
再度になりますが、民家を抜けるのと個人所有の森に隣接していますので、マナーはしっかり守ってご参拝下さいね。