前回マコモダケが
「神の宿る草」と言われているお話をさせていただきました。
今回も野菜シリーズ
野菜の神様と呼ばれる、「モロヘイヤ」のご紹介です。
モロヘイヤはシナノキ科ツナソ属
別名をナガミツナソやタイワンツナソと呼ばれています。
いまいちピンと来ないですよね。
1980年代に飯森嘉助氏らが
「全国モロヘイヤ普及協会」を設立したことにより、
現在ではスーパーでも並べられている程、浸透しました。
皆様も、モロヘイヤをスーパーで見たことはあるのではないでしょうか。
若い葉や茎を食用にします。
青臭みやクセはあまりなく食べやすい味です。
基本的に加熱して食べるのですが、
加熱をするとオクラのようなぬめりがでてきます。
包丁で叩くとどろどろのトロロ状になります。
ネバネバ系が好きな人はぜひおすすめです。
ねばねばを楽しむお料理が良いですね!
一番は、おひたし!
クセもあまりないので、出汁の味を染み込ませてあっさり食べるのが美味しいです!
栄養価が抜群に高いです。
古代エジプトの王様がモロヘイヤを食べて病気が治ったと
言われているほど栄養価が高い野菜なのです。
ホウレンソウやシュンギクの2倍以上のβカロテンが含まれています。
ビタミンE、ビタミンCも豊富で、活性酸素を抑える効果があります。
動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守るとともに、
皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きもあり、
免疫力を高める働きもあります。
また、植物でありながらカルシウムをたくさん含んでおり
その量は骨ごと食べるめざしやシラス干しよりも多いんだそう!
噂だけではなく、本当に栄養価が高いのです!
苗がすくすく育ち、とても育てやすい野菜ですので
家庭菜園で栽培される方も多いそうです。
ですが、注意点もあります!
国の機関からも収穫時期や蕾ができる頃の葉、 茎、根、蕾の各部位には有害な成分は含まれていないと告知されており、一般に販売されているものは安心して良いのですが、
成熟した実には
強心作用のあるステロイド類の成分が含まれるとされており、
海外で、過去に牛や豚の死亡例があるそうです。
人間には中毒例は一件もないそうですが、
家庭菜園で栽培する場合は、お子様が種子を誤飲してしまったりしないよう
しっかり注意して栽培してください!