海岸の絶壁に鎮座する神社「鵜戸神宮」についてご紹介

鵜戸神宮（うどじんぐう）は、宮崎県日南市にある神社です。
日向灘に面した断崖絶壁の岩窟に本殿が鎮座しており、周辺の景色は国の名勝にも指定されています。

今回は、「鵜戸神宮」について紹介します。

公式サイト：https://www.udojingu.or.jp/

鵜戸神宮について

鵜戸神宮は宮崎県を代表する神社で、地元の人からは「鵜戸さん」という名で親しまれています。

創建された年代は不明のようですが、社伝によると本殿がある洞窟は豊玉姫が主祭神を産むために産屋を建てた場所と伝えられているようです。推古天皇の御代に社殿を創建して鵜戸神社と称したされています。

その主祭神は「日子波限建鵜草葺不合命（ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト）」。縁結び・夫婦円満・安産祈願・育児にご利益があるとされています。特に安産や子供が健やかに育つように祈るパワースポットとして有名です。

また、漁業や航海の守護神が祀られており、海上安全のご利益もあるとされているようです。

鵜戸神宮の魅力

国の名勝にもなっている絶景

鵜戸神宮は、冒頭にもあるように、宮崎県日向海岸の日向灘に面した絶壁にあり、本殿は岩窟の中に鎮座しているという大変珍しい造りとなっています。

本殿は鮮やかな朱塗りであり、洞窟の自然な色と社殿の朱塗りのコントラストが非常に映えます。参道が海岸に面しており、荒波が打ち寄せる景色は迫力満点です。

本殿へ参拝するには、崖に沿って作られた石段の参道を下っていくことになります。この下る構造の参道を「下り宮」と呼びます。日本の神社の多くは、山への信仰が由来の神社が多いことから、基本的に参道は階段や坂道を”上る”ことが多いため、下る構造の神社は非常に珍しいです。

鵜戸神宮名物の「運玉投げ」

鵜戸神宮には、「運玉投げ」という名物があります。

本殿前の海岸には、亀のような形をした輪がかかっている岩があり、その岩のくぼみに「運玉」を投げ入れることができれば願いが叶うといわれています。運玉の初穂料は5個200円です。

ぜひ、訪れた際は挑戦してみてはいかがでしょうか。

鵜戸神宮へのアクセス方法

開閉門時間：6:00~18:00
所在地：宮崎県日南市大字宮浦3232番地
電話：0987-29-1001 / FAX：0987-29-1003

宮崎空港～鵜戸神宮ルート

●宮崎空港バス停
路線バス《日南行・飫肥行・都井岬行》に乗車
↓（約60分）
鵜戸神宮にて降車　徒歩約10分

●宮崎空港駅→田吉駅
↓田吉駅でJR日南線（下り）に乗換
各駅から路線バスで約20分
※伊比井駅からは路線バス《日南行・飫肥行・都井岬行》で約20分
※油津駅前バスセンターからは路線バス《宮崎駅・空港駅行》で約20分
↓
鵜戸神宮にて降車　徒歩約10分

JR宮崎駅～鵜戸神宮ルート

JR宮崎駅
↓JR日南線（下り）
↓伊比井駅または油津駅にて下車
↓各駅から路線バスで約20分
※伊比井駅からは路線バス《日南行・飫肥行・都井岬行》で約20分
※油津駅前バスセンターからは路線バス《宮崎駅・空港駅行》で約20分
↓
鵜戸神宮にて降車　徒歩約10分

自動車を利用したルート

宮崎市内から国道220号線で南下
所要時間：約60分
距離：約40km
※宮崎市「橘通3丁目交差点」～ 鵜戸神宮 参拝者第一駐車場間

まとめ

今回は、宮崎県を代表する有名な神社「鵜戸神宮」について紹介しました。

一見、遠方から訪れる方にとってはアクセスが大変な場所かもしれません。ただ、幸い宮崎空港からであれば、車（レンタカーやタクシー、バス）で60分ほどの距離に位置します。都内（羽田空港）からであれば、最短で約3時間半～4時間程度で到着することができます。

国の名勝に指定された絶景、日本で数少ない「下り宮」となっている参道、洞窟内にある立派な朱塗りの本殿と魅力がたくさんある「鵜戸神宮」。

気になった方はぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。もちろん、ご参拝した際には名物の「運玉投げ」もお忘れなく！