寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町にある神社です。関東地方における有名な神社の一つであり、年間約200万人の参拝者が訪れます。
今回は寒川神社についてご紹介していきます。
寒川神社とは、全国唯一の八方除の守護神として約1600年の歴史があります。源頼朝や小田原北条氏、武田信玄や徳川家など名だたる武将も崇敬していたそうです。
祭神は、前述したとおり全国で唯一の八方除の守護神として信仰されています。「寒川比古命」(さむかわひこのみこと)と「寒川比女命」(さむかわひめのみこと) の2柱あり、この2柱の神様で寒川大明神(さむかわだいみょうじん)と呼ばれています。
「八方除」は地相、家相、方位、日柄、交通、厄年など身に降りかかるすべての厄災を取り除き、福徳開運をもたらす神様のことです。(「八方」は8方角を意味しています。)
境内には渾天儀(こんてんぎ)という、天体の位置や運航を観測するために使う方位盤の記念碑も設置してあるそうなので訪れた際にはぜひご覧になってください。
一番の魅力は本殿で八方除の御祈祷が受けられることです。
寒川神社の御祈祷は、すべて八方除の御神徳を得ることができ、そのご利益は様々です。
八方除の御祈祷を受けたい方は本殿の手前にある客殿で申し込みをします。御祈祷の内容などは受付で神主さんに直接話を聞いてもらい、そこで話した悩みや願いの内容に合わせて最も相応しい御祈祷をしてくださります。
神主さんに直接思いを伝えられることは全国的にみてもなかなかない機会なのではないかと思うので、寒川神社に訪れた際はぜひ思いを伝えてみてください。
本殿の奥は「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」と呼ばれる、御祈祷を受けた人だけが入苑可能な御神域があります。以前は禁足地でしたが2009年に整備され、現在は御祈祷をすれば一般の方でも入ることができるようになりました。
中に入ると寒川神社創建の起源に関わりがあるとされている「難波の小池」と呼ばれる泉を中心に、池泉回遊式の神聖な日本庭園が広がっています。
また、御神域には八方除についての資料を展示する「方徳資料館」や、庭園を眺めながらお茶と菓子をいただくことができる「茶屋 和楽亭」も併設されています。
本殿で御祈祷を受けた後はぜひ神嶽山神苑にも足を運んではいかがでしょうか。
最寄駅である宮山駅から徒歩5分、圏央道からも約3分の距離ということからアクセスがしやすく、徒歩でも車でも訪れやすい場所となっています。
圏央道「寒川北インター」より約5分
JR相模線:宮山駅より徒歩約5分
今回の記事では、「全国唯一の八方除の御神徳」と題し、神奈川県寒川町にある「寒川神社」についてご紹介しました。
八方除の御神徳があることもそうですが、清らかな思いで過ごせそうな場所である魅力的な神社ですね。
気になった方はぜひ一度、行ってみてはいかがでしょうか。