以前の記事で「御朱印のはじめ方」として、御朱印が人気な理由や、いただく際の流れなどを解説しました。今回は御朱印の基本的なお値段の相場、「お気持ち」やお釣りの事情などについてご紹介していきます!
「御朱印のはじめ方」についてはこちらの記事をご覧ください!
まずは御朱印をいただく際に払うお代の名称を覚えていきましょう。
初心者の方にも分かりやすいようにここまで「お値段」や「お代」といった言葉を使っていますが、正式には神社では「初穂料(はつほりょう)」と呼び、お寺の場合は「納経料(のうきょうりょう)」や「志納金(しのうきん)」と呼びます。
御朱印は販売している商品やサービスではないので、「お値段」や「お代」という言葉とは意味合いが違います。「奉納金」に近いものだと覚えておきましょう。
とはいえ、お値段や相場という言葉の方がイメージしやすいと思うので、今回はそちらで解説をしていきます。
御朱印代としてよくあるのは、300円・500円・600円~1000円、そしてお気持ち形式があります。それでは、金額ごとに詳しく見ていきましょう。
お気持ち形式については後ほど説明します。
このお値段が神社とお寺、共通して最も一般的な御朱印代と言われています。御朱印を受け付けている場所に、お代について特に明記されていなかった場合はこの金額だという認識で大丈夫です。
300円の次に一般的なのがこの500円です。500円の御朱印は人気・有名であったり、デザイン性が富んでいるものが該当することが多いです。また、御朱印を書く人の業務増加や人員確保のために値上げするケースなどもあるようです。
中途半端に感じるお値段ですが、これは単純に御朱印を見開きページで書いていただく際の、「2ページ×300円~500円」という計算でのお値段です。また、デザイン性でかなり手間がかかった御朱印や、限定の御朱印などは、その分お値段が高くなります。
御朱印のお値段は、基本は御朱印を受け付けている場所に明記してある場合が多いですが、神社・お寺によっては明記されていないこともあります。
担当に方に聞いてみると、「お気持ちをお納めください」と返ってくる場合があります。
お気持ちと言われるとどれくらい納めればいいのか戸惑ってしまうと思いますが、ここで思い出していただきたいのが、300円の箇所で説明したことです。
『お代について明記されていなかった場合はこの金額という認識で大丈夫です。』と説明した通り、「お気持ちで」となったら一般的な相場である300円で基本大丈夫です。もちろん、それ以上の金額を納めてもOKです。
御朱印代を出す際は、「お釣りが出ないように予め小銭などを用意しておく」ことが大事になります。理由は先述したように御朱印は金銭のやり取りで成立する「商品」ではないためです。
もし、小銭が切れて1000円札しかない場合は、一応「500円お納めします」などとお気持ちを伝えれば、対応していただける場所もありますが、基本的には事前にコンビニなどで崩すか、そのまま1000円を納めるようにしましょう。
5000円札や1万円札に関しては言語道断です。大きいお札を持っている際は、コンビニなどで買い物をして、お札を崩しておきましょう。仮に5000円を持っている際に150円の飲み物を買えばお釣りは4,850円となるので、御朱印代が300円でも、500円でも、1000円でも対応できるようになりますね。
御朱印集めでは御朱印自体のお代の他にも、お賽銭で小銭を使う機会が多くあります。そういった小銭を多く使う機会に対応するために小銭入れをご用意しておくことをオススメします。
御朱印代(初穂料)のお値段の相場や、お釣りの事情について解説しました。
最後に要点をまとめると
・御朱印の値段は一般的には300円 or 500円
・見開きだと2ページ分で600円~1000円ほどに
・「お気持ち」形式の場所では基本300円で問題ない
・お釣りは出ないように事前に小銭を用意しておく
誰でも気軽にできるのが御朱印集めの良いところですが、基本的なマナーをしっかり守って行うことが大切です。また、神様仏様はもちろん、御朱印をご用意してくださる神社やお寺の担当者の方への感謝を忘れずに行いましょう。