唐突ですが、本記事は2022年12月28日に執筆しております。
つまり、あともう少しで2023年に年越しです!
年越しといったら除夜の鐘、年越しそば、初夢などいろいろ連想されますが、中でも欠かしてはならないのが初詣ですよね。
初詣には、一年のお願い事を神様へ伝えに行く意味があります。その一年を良いものにしたいのなら、やっぱり初詣に行くべきですよね。
そこで気になるのは「年始には初詣があるけど、年末には似たようなものはないの?」ということ。
…あります。「年末詣」というものが。
今回は「年末詣」の意味や初詣との違い、行う際のポイントをご紹介します!
年末詣とは、文字通り年末に神社へお詣りすることで、一年間の感謝と新年の抱負を神様へ報告する目的があります。
初詣との違いは、年末詣の方が神様への感謝の意味合いが強いことです。初詣の目的は新年の御祈願なので、お祈り・お願いの意味合いが強いですね。
つまり、違いを簡単にまとめると…
・一年無事に過ごせたことを神様へ感謝し、新年の抱負を報告するのが年末詣
・年を越し、その一年も無事に過ごせるように神様へ御祈願するのが初詣
ということです。
年末詣の期間は12月中旬から12月31日までにお詣りするのが基本です。
特に冬至(12月22日)以降に行くと、神様や仏様のパワーが強くなると言われており、縁起が良いとされています。
ただやはり一番理想的なのは大晦日当日になります。
初詣といったら御本殿まですごく長い列を並んでお詣りするイメージが強いですよね。
対して年末詣は人が少ないタイミングで、お詣りすることができます。年末の神社の敷地内は煤払いや大掃除の後でとても綺麗な状態です。そんな澄んだ空気の中、ゆっくりとお詣りをすることができるのも年末詣の良いポイントですね。
また、初詣は混むので神様はたくさんの人の声を聞いて大変ですが、年末詣なら人が少ないので、ゆっくりと自分のお願いごとを聞いていただける、といった縁起の良さもあります。
初詣でもらい受け、お祀りしたお守りやお札をもっていき、忘れずに納めることも年末詣で大事なことです。
お守りやお札は基本一年間が期限なので、もらい受けた神社に返納し、お焚き上げで供養していただきましょう。
今回は年末詣についてご紹介しました。
多くの人は初詣で昨年の感謝と今年の御祈願を同時に済ませてしまうでしょう。年末年始は大掃除や挨拶回りで忙しくて時間に余裕があるという訳でもありません。お仕事がある方もいらっしゃるでしょう。
それでも時間を合間を見つけて、年末詣・初詣の両方へ行き、神様へ気持ちの良い御挨拶をして縁起の良い年を迎える準備をするのはいかがでしょうか。
この記事が、年末詣に行くきっかけになれたらとても嬉しいです。