宮崎県南で最も有名な神社の御紹介。
海辺の崖にある洞窟の中に本殿が建てられている珍しい神社。
縁結び、安産、育児、海上安全などのパワースポットとしても有名で
地元の人々はもちろん、観光客もにぎわっています。
主祭神は神武天皇のお父様の
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)。
鵜戸神宮の神使は、動物の「鵜」かと思いきや「ウサギ」なんですって。
「鵜」が「卯」から「兎」へと転じたとも言われています。。
毎月最初の卯の日は縁日祭が行われています。
本殿は八棟造・県指定有形文化財に指定されています。
写真の天井を見るとわかる通り、建てられているのは洞窟の中。
長年かけて少しずつ岩が削られてできた洞窟は約300坪!
幻想的で神秘的ですよね。
鵜戸神宮には、とても楽しい参拝方法があります。
その名も「運玉」投げ。
1954年まではお金が投げ入れられていたそうですが、
小銭を拾いに、崖に降りてしまう子供が増えたそうで、
現在は素焼きの玉(運玉)を投げ入れるようになっています。
100円の初穂料。
手前の、輪がかかっている岩。
こちらは、主祭神の母である豊玉姫が出産のためにのってきたといわれる霊石、亀石。
その岩のくぼみに、
男性は左手、女性は右手 で
願いをこめながら運玉を投げ、うまく入れば願いがかなうといわれています。
近づけないので、実際かなり距離があるので難しいそう。
入るまで何度も挑戦する人もいるんだとか。
投げるのに一生懸命になって、
願い事を込めるのを忘れてしまいそうですね・・・^^;
うまく入った縁起の良い運玉は毎日回収され、
その運玉をつかったお守りも販売されています。
入っただけでもご利益がありそうですが、
更にそのお守りも持っていれば、鬼に金棒ですね!
鵜戸神宮の本殿は、八棟造・県指定有形文化財に指定されていますが、
実は、鵜戸神宮の敷地を含む鵜戸崎一帯と隣接する海も
国指定名勝に指定されています。
国指定名勝とは、
日本にとって芸術上・鑑賞上価値の高いもののうち、特に重要な物
だそうです。
長い年月をかけてつくられた
圧倒的な景観が高く評価をされているんですね。
宮崎県日南市大字宮浦3232番地