三重県にある鬼が丈のお話。
こちらも、熊野古道同様に、
平成16年(2004年)に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。
鬼が城は三重県にある、約1kmもある海岸線で
地震や荒波で作られた海触洞が織りなす特徴的な地形の海岸です。
かつてこの辺りを治めていた「有馬和泉守忠親」という侍が、山頂に城を築き、「鬼岩屋」と名付けたことから、鬼が城という地名になったといわれているそうです。
こちらは、諸説あり、
桓武天皇の頃、熊野の海を荒らしまわり、「鬼」と恐れられた海賊(多娥丸)を、天皇の命を受けた坂上田村麻呂が成敗したという伝説から
「鬼の岩屋」と呼ばれ、後に鬼ケ城といわれるようになった
とも言われています。
鬼が城は日本でも、世界でも高く評価されています。
昭和2年 日本百景に選出
昭和10年 日本天然記念物に指定
平成16年 ユネスコ世界遺産に登録
荒波で揉まれ、地震で突き出た特殊な地形です。
こちらも天然にできた岩です。
高さ25m、周囲210mの巨岩。
このそばを流れる井戸川の上流にある大馬神社の狛犬とされているそうです。
こんなに立派な狛犬だと、誰も近づけませんね。
((アクセス))
〒519-4323 三重県熊野市木本町1835
この鬼が城の近くでは、
毎年8月17日に、熊野大花火大会が行われています。