神社で私たちを出迎えてくれる【狛犬(こまいぬ)】。
ただの置物ではなくきちんと意味があるのを知っていますか?
今回は【狛犬】がどんな意味を持っているのか、ちょっとした豆知識をご紹介いたします!
まず、狛犬とは何か?というと、拝殿の前や参道の要所に左右で一対となるように設置されている像のことを指しています。
見た目は犬に立髪を生やした獅子のような架空の動物になっており、拝殿に向かって右側が口を開けている「阿」、左側が口を閉じている「吽」が構えています。
そんな勇ましい姿の狛犬は邪気を祓い、神前を守護する、魔除けのために置かれています。
狛犬の正式な由来についてはわかっていませんが、【狛犬】という表記は「獅子像が中国から日本に伝わった当初、日本人はその異様な形の生き物を犬と勘違いし、また朝鮮から伝来したことから「高麗(こま)犬(いぬ)」と呼ばれるようになった(参考:明治神宮HP)」と伝えられています。
獅子のような見た目が定番ではありますが、神様に使える「眷属」や「神使」が狛犬の役割を果たしている神社も多くあります。
蛇や龍、狐など、その神社と密接な関わりがある動物が代わりになっていることがあり、狛犬と同じように神前を守護する役割を持っているのです。
普段なんとなく目の前を通り過ぎてしまう狛犬ですが、実は立派な役割を持っています。
今度、神社に訪れた際にはぜひじっくりと観察してみてください!