福の神様 として信仰されている7人の神様のことです。
恵比寿天
大黒天
弁財天
毘沙門天
布袋尊
寿老人
福禄寿
の7人。
今回はその中の 福禄寿 についてお話。
福禄寿は「ふくろくじゅ」と読みます。
漢字だけでも、すごくご利益がありそうな名前ですよね!
「人望・富貴栄達」を特に担うと言われていますが、
福禄寿という言葉の本来の意味では
福:幸福(特に子孫繁栄)
禄:身分・財宝(財運招福)
寿:知っての通り、長寿
の3つだそう。
名前の通り、たくさんご利益がありますね。
七福神の中でも、
”人”に関わるご利益が多いような気がします。
中国、北宋の仁宗皇帝時代の嘉祐8年(1063年)
都に、占いをしている老人が急に現れました。
その老人は占いの稼ぎを全てお酒につぎ込み、大酒飲みだったとされます。
今でいうと、アルコール依存症ですね・・・
ある時、皇帝はこの老人に「お酒を呑ませてやる」と声をかけ宮廷に呼び
また、皇帝は何歳かと尋ねると
「黄河が澄むのをたびたび見たことがある」と答えた。
中国の大河である黄河は常に濁っているが千年に一度澄むという伝説がある為に老人は数千歳は生きていることが判明!!
そして、この老人は宮廷で、
大量のお酒を飲んだ後出て行き、二度と現れなかったとか。
その後、天文台から
「寿星(南極老人星)が帝座の近くにあったのに急に消えた」
と報告があり、老人は寿星の化身(福禄寿)だと判った とされています。
七福神の中に、おじいちゃん がもう一人いますよね!
寿老人です。
皆さん、見分けはつきますでしょうか?
(私はわかりませんでした)
寿老人は、また後日説明させていただきますので、
今回は、福禄寿の特徴をご紹介。
福禄寿は手に経巻を付けた杖を持ち、
もう片手には宝珠を持っています。
鶴は千年、亀は万年と聞いたことがありますよね。
鶴は長寿の象徴的な動物。そんな鶴を福禄寿は連れています。
他にも亀を連れて描かれることもあるようです。
(冒頭イラストは鶴ではなく、鹿ですが、本当は鶴を連れているようです)